看護助手も医療チームの一員
看護助手がほかの看護士や医者と大きく異なる点があります。それは患者さんへの治療にかかわる行為に参加することができないという点です。
治療行為については、医師にしろ看護士にしろ国家資格がないと行うことができないことになっています。ですから重要な場面において、看護助手ははずされることもあります。
医療機関にとっての一番のプレッシャーというのは、患者さんの命を預かっているということでしょう。一瞬の判断ミスや処置の遅れによって、命を落としかねないような重大なミスにつながる可能性は十分にあるからです。
また現在は、医療事故への世間の目も厳しくなっています。ですから、医療事故が起きた場合には、重い社会的制裁が待ち受けているということも、医療関係者への重大なプレッシャーにつながっていくのです。
看護助手は、治療行為には参加することができないので、こういったプレッシャーとは無縁のような感じがします。しかし、現実は「ノー」です。
看護助手は時として、医師と看護士の伝達役を行う場合があります。このとき、もし伝達をミスした場合に、治療上のミスを誘発し、重大な結果を引き起こすことは十分に考えられます。
また看護助手は看護士にカルテを受け渡す仕事があります。もしカルテをとり間違えた場合にも、措置の誤りを引き起こし、医療事故の原因となることもありえます。
ですから、看護助手も医療チームの一員で、患者さんの命を預かっている責任があるという自覚を持って仕事にあたる必要があるのです。

